2008年09月13日

東立石4丁目、「防災街区整備地区計画」

「鳥房」「呑んべ横丁」がある立石駅北口「仲見世」のある南口の再開発の他に、今、立石に大きな変化が起きようとしています。それが、東立石4丁目の「防災街区整備地区計画」です。
 簡単にいうと、東立石4丁目を南北に走る道2本と、東西、北西の道各1本、合計4本の道幅を、およそ6メートルに広げようという計画です。

 その目的は、
*主要な生活道路の整備と安全な避難ルートの確保
*建物不燃化の促進(避難路としての主要な生活道路沿道の延焼抑止)
*地区の特性に応じた計画的な街並の誘導


再開発地図.jpg
 
 そのため、2008年から葛飾区は密集事業(正確には、密集住宅市街地区整備促進事業)を開始しました。
 実際、東立石4丁目の道路の多くは、車2台がすれ違うこともできないほど狭く入り組んでいます。これでは、災害の際に消防車や救急車などの緊急車両が通れないし、住民の安全にもかかわる。安全な避難ルートを確保するために、ある程度幅のある道路を造りましょう、というのが変更の理由で、それは相当程度理解できることです。




 しかし、この計画によって家を建て直したり、立ち退いたりしなければならない地権者の数は2,600名強。
 葛飾区都市整備部街づくり推進課は、現在素案を住民に説明、意見の収集作業をしていますが、計画の公示は2009年春に予定されていますし、そろそろ都市計画法の手続きに入る段階だといいます。
 そんな計画の進展状況と比例するように、長年住み慣れた家を離れることになるかもしれない住民たちの不安は募っています。反対に、その一方で、立ち退き料狙いで物件を物色している業者もいるとか、いないとか。

 あちこちで進む立石の大変化。いったい立石は、10年後どんな姿になっているのでしょうか?

□303番窓口街づくり推進課密集地域整備担当係
住所:葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所3階
電話:03-5654-8345
FAX番号:03-3697-1660




追記:東立石4丁目、道路拡張計画、2009年2月の説明会

三陽のポスター.jpg
 この2月、葛飾区が主催した東立石4丁目、道路拡張計画(正確には防災街区整備地区計画、密集住宅市街地区整備促進事業)の説明会に行って来ました。普段アメリカに住んでいるとはいえ、私にも大いに関係があるからです。
 区の説明によると、5月あたりから個別家庭訪問が始まり、2010年には買収の価格査定に入っていくようです。
 会場の壁には、区が描く新道路の地図が貼られていました。現状の地図に赤線が引かれ、拡張道路の範囲、それによって買収対象となる家々が明確に記されています。その地図を真剣に眺める住民たち。どうやら家がそっくり道路になってしまうケースはないようですが、物干しがなくなってしまう方、家の3分の1ものスペースが道路対象地となっている家、反対にまったくひっかからない家庭と、悲喜こもごもでした。
 区では、「この計画に強制力はない」と説明していましたが、一方で、「ご理解いただくまで、根気強くご説明に伺いたい」とも。




 東立石4丁目の拡張道路は、奥戸街道から中川横の防災公園(於・中川の七曲、旧立石製薬の工場跡地。東立石緑地公園、中川河岸緑地公園とも呼ぶ)に及びます。災害時には、防災公園が住民の避難場所となるため、道路拡張の前にいち早く区画が整理され公園が造られました。
「強制力はないって言っても、最終的に従うしかないんでしょ?」
 と、知人に問うと、
「まあね。でも、防災公園に家が2軒残っているよ。あれは、徹底抗戦したんじゃないかな」
 との答え。

平和橋公園.jpg
 早速、公園に足を運ぶと、あったー! 広い防災公園のど真ん中に住宅が2軒、すっくと建っていました。たまげた!
 お話を伺っていないので、正確な経緯はわかりませんが、たぶん、知人の推測が正解でしょう。こういう方法もあるんですね。私は、「土性骨」という言葉を久しぶりに思い出していました。
 道路拡張に関して、賛成派でも反対派でもない私ですが、しかし、件の2軒の在り方に、「自分も、もう一度よーく考えみよっ!」と思ったことでした。

*写真は防災公園。2軒のおたくは、プライバシーを尊重し撮りませんでした。


追記:消えた2軒の家(2013年6月16日書く)。
 先月、防災公園方面を散歩すると、件の2軒の家がなくなっていました。何があったのでしょうか?
posted by 柳田由紀子 at 17:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 再開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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