2012年10月22日

私の好きな店TOP 5、第1位「栄寿司」

sakaedushilow.jpg

 ひと言でいえば、「栄寿司は、極めて質の高い"立ち食い寿司屋"」です。世の中に、「高くておいしい店」はたくさんありますが(たまに「高くてまずい店」もあり困ってしまいますが)、ここは「安くておいしい」お寿司屋さん。

栄寿司/たい.jpg


「栄寿司」によれば、「元々は、昭和16年に向島(墨田区)の映画館「南柳館」の前に、先代が栄寿司を開業。ところが戦災で全焼したため、終戦の年に立石に移り、昭和33年、立石仲見世立ち食い専門の『10円寿司』を開店」。




 そうでした、そうでした。私が子どもの頃、この店は「10円寿司」と呼ばれていたのでした。あぁ、懐かしい。
「10円寿司」が、その看板を下ろしたのは昭和46年。物価高騰の煽りで、さすがに10円均一を維持できず、15円に。その後も、徐々に値を上げざるをえなくなり、最終的に、品物により1貫100円、200円、300円という現在のスタイルに落ち着きました。

栄寿司/サヨリ.jpg

 実は、子どもの頃、「栄寿司」の印象ってあまり芳しくなかったんです。ご飯の上にのっているお刺身が、どうにも小さすぎた。私は、昭和38年生まれですから、記憶にある10円寿司は終焉間際のものだったのでしょう。豪快に食材を使うことができなくなっていた時期だったんだと思います。
 だから、その後、長いこと「栄寿司」には行ってなかったのです。それが、15年くらい前のある日、私、寝坊をしまして、慌てて駅へと急いだのだけど、お腹がすいてたまらない。で、あまり期待もせずに「栄寿司」に飛び込んだのです。ところが、予想に反して、これがたいそうおいしくて、安くて、食材もドーンと大きくて。以来、通い続けているというわけです。




「栄寿司」の場所は、立石仲見世商店街内。駅から行くと、仲見世には2つの入口がありますが、「栄寿司」は西の入口の一軒目、角です。店内はカウンターのみで、キャパは10人くらいでしょうか。以前は、「基本、ひと注文で4貫。2貫しかいらない人は言ってね」といった注意書きが貼られていたものですが、今は、ひと注文=2貫制です。

栄寿司/ほっき貝.jpg

 貝フェチの私は、この店のミル貝やホッキ貝(写真上)、煮はまぐり、トコブシが大好物です(すべて1貫200円)。トコブシや煮はまぐりは、最近は、他の店ではあまり出していないメニューですよね。江戸前の名残りでしょう。
 また、「栄寿司」の鯛(100円)は、うれしいことに皮がついています(写真上から2番目)。さらに、春にはサヨリ(年によって100円か200円/写真上から3番目)、夏にはハモ(200円)、冬にはアン肝(200円)やカキ(年によって100円か200円)など、季節の食材も登場します。他にお勧めは、あら汁(200円)と塩辛でしょうか。塩辛は塩辛巻きがありますが、塩辛のみを持ち帰ることもできます(300円、ただし最近は売り切れ多し)。

 この春、1年ぶりに「栄寿司」に行ったら、職人さんが2名も増えていて驚きました。昔から繁盛していた店ですが、今では週末になると店の前に長い行列が出来ます。

「栄寿司」
住所:〒124-0012 東京都葛飾区立石1-18-5
電話:03-3692-7918
営業:12:00〜20:00。木曜定休
メニュー:エビ、鯛、鮪、イカ他=¥100
中トロ、ミル貝、トコブシ他=¥200
アワビ、大トロ、ウニ=¥300
エビスビール(小瓶)=¥350




 追記:
「栄寿司」「ミツワ」同様、いよいよ繁盛しています。店の方の話では、土日祭日は、夕方4時頃には品切れになってしまうとか。
 それほどの盛況ではありますが、この店もミツワと同じくお店の人々がとても親切。うれしいことです。
 なお、私は、栄寿司の持ち帰り塩辛(300円)を楽しみにしているひとりですが、「最近は、店ではけちゃう(塩辛巻き)ので、持ち帰り用がなかなか確保できない」とのことでした。残念。
 今回の再訪で「ほほう!」と舌鼓を打ったのが、「鯛の昆布締め」でした。栄寿司の鯛は、そもそもありがたいことに皮付きなのですが、昆布締めにした皮はよりおいしかった。皮特有の生臭みが消えて、コリコリ感も増した感じでした。これが1貫、100円ですから、驚いてしまいます。ただし、鯛の昆布締め(平目の昆布締めも)は毎日あるわけではないようです。
2009年春

posted by 柳田由紀子 at 19:30| 東京 ☔| Comment(7) | TrackBack(0) | 飲食店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「栄寿司」は悪くないすし屋ですが、酒飲みには優しくない店ですね。
出来ますものはツマミ(刺し身)なしの握りのみ。酒はビール小びんのみで、日本酒も置いていない。
日本一“酒飲みに優しい街”立石を代表するすし屋が、なぜ酒飲みに優しくないのか、不思議でなりません。
Posted by 多摩三郎 at 2011年05月16日 22:52
酒飲みはさ、長居するからじゃね?寿司は、さっと食ってさっと帰るもんじゃね?
18歳より
Posted by すしこ at 2014年03月05日 02:19
さっさと食って帰るのが粋だぜ
アホみたいに酒飲んでどうすんのよ笑
Posted by 八広 at 2014年03月14日 01:05
立石経験がまだ回数も二回目の者です。栄寿司は次回、うち入りと共に大切にとって有ります。多磨三郎さんの気持ちもよく解るのですが、柳田さんのブログによるとカウンター席のみで10人程のキャパシティという店内です。まして一貫の値段が安価ですからは、長っちりは店の方に嫌われても仕方ないのでは?ただでさえ寿司職人2名増え店の外に行列が出来てる様ですから。譲り合わないと。ゆったりとした寿司店で呑み、かつ、刺身を突きましょうよ。
Posted by at 2014年10月16日 23:48
追記、上掲の書き込みをさせていただいた者です。
Posted by 那須塩原の松じー at 2014年10月16日 23:51
多磨三郎さん家の近所にゆっっくりと、寛げる寿司屋を見つける事が先決ではないでしょうか。その店の親方と懇意になる事が、多磨三郎さん日々の人生を豊かにすることになるのでは?確信します私。
Posted by ここで歳上ぶってアドバイス、出しゃばり松じー at 2014年10月17日 01:58
感想など(判りやすくする為に、ありのままに記載します。)

約4年ぶりの来店です。

店員は、4年前と変わらない!?感じ。
(40代と見られる職人とウエイトレスの姉ちゃんは覚えてるが、他の職人2名は???って感じ。)
この日は、職人3名・ウエイトレス1名でした。

頼んだのは、まぐろ・いか・煮いか・いか耳・げそ・たこ頭・サーモン・炙りサーモン・
くらげ(何くらげだか!?聞くのを忘れちゃった!!)・
炙り???(忘れちゃった!!)の、2個で220円のネタ達&エビスの瓶ビール
(小瓶=380円)X3本(=約1リットル分)+お茶2杯(お茶の味の濃さは指定可能です。)です。
酒は、エビスの瓶ビールだけなのかな!?他に記載がないので・・・。
(この小瓶に入った、エビスビールは、なぜだか美味しいです(^^)
ソフトドリンクの記載が全くないので、ソフトドリンクは無いのかな・・・。
素手で食べるのがこの店の基本らしく、箸が置いてない。
(後に入ってきた常連のおばちゃんが箸を使っていたところを見ると、どうやら言えば出してくれるらしい。)
(箸があるなら、「箸ありますので、必要な方は、おしゃってください。」
みたいな記載をした方が宜しいかと思います。)
ハンドタオルタイプのおしぼりを出してくれるので、手がしょうゆやガリのつゆで汚れても大丈夫な感じ。
手で寿司を食べるのは、約4年ぶりなのと、職人さんのシャリの握り方が雑でゆるいので、
寿司を小皿にあるしょうゆに漬けた途端に
シャリがポロポロと崩れ落ちてしまい、小皿からシャリをすくい出すのに手が汚れ、
潔癖症の自分にとりましては、よろしくない事態が起きました。
(要するに次回からは、箸を頼んで、寿司を小皿に載せて、上からしょうゆをかけて、
箸でシャリをつかんで食べれば良いかと思いました。)
それと、メニューを見ると、1個の値段が記載されてますが、寿司を頼んだ際、
2個を当たり前の様に出してくるので、この件についても記載した方が宜しいかと思います。
寿司の値段の件ですが、メニューを見ると一見!!安く見えますが、それは、あくまで1個の値段であって、
2個基本で出されるので、
2個で計算すると、一番安いネタでも220円なので、
回転寿司の2倍以上の値段はする事をよく認識した方が宜しいかと思います。
(まるで催眠商法の罠にかかった様で、ちょっと不愉快な想いを受けました。)
全体的にザックリ言うと、良い感じですが、1つ!!目を疑った事がありました、
それは、炙りサーモンを頼んだ際に、40代と見られる職人が握ったのですが、
明らかに残りカスの様なネタを取り出し捌いて、1個は、身が小さくブヨブヨした感じで、
もう1個は身が全く無く、皮と脂だけのネタを出された事に目を疑り激怒しました。
(その後、職人のする事や態度や言動などをよく観察したところ、どうやら常連客などには、
良いネタを出して、自分の様なスポット客には、残りカスの様な悪いネタを出す場合がある様です。)
=それにしても酷過ぎます。=過去に回転寿司屋で酷い事をされた事が何度かありましたが、
今まで行った寿司屋の中で、一番酷い事をされ非常にショックを受けました。
職人の接客態度は中々良かったけど・・・。
ウエイトレスの姉ちゃんは、人柄や接客態度なども良い感じでしたよ〜(^^)
こんな感じですかね〜・・・。
もし、次回来店する事があり、また酷いネタを出されたら、今度はその場で言ってやろうかと思います!!!

PS
くらげ・煮いか・いか耳・たこ頭などなどの個性のあるメニューが豊富なのは、良いな〜と想いましたよ〜(^^)
今後、全ての面に関して良くなる事をお祈りしております・・・。
Posted by 川上 勝 at 2015年12月26日 19:13
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