2012年10月28日

さらば、「まりも」!

 札幌ラーメンと餃子の店、「まりも」がとうとう閉店しました。長い間、お世話になりました。さびしいです……。以下は以前に書いた記事です。さらば、まりも!



 さて、TOP5も最後の5位選びとなりました。
立石は、実に飲食店の多い街です。そもそもは魚屋から派生した割烹料理店、「魚次」、スッポン料理の「星菊水」、モツ焼きの「ミツワ」「江戸っ子」、「江戸っ子」の隣にあり、気っぷの良い大将が腕をふるう寿司の江戸安」、モチモチの水餃子がおいしい「蘭州」、70年代風イタリアンの「チロル」……立石の良い店は数え上げたら切りがありません。
 そんなわけで、5位選びは難航を極めたのですが、苦悩の末にようやく決めました。
 私の第5位は、札幌ラーメンの「まりも」です。



 立石在住の我が兄は、この店の餃子を「ワールドベスト」と外国の方に紹介します。さすがに、ワールドベストは大げさに思えますが、野菜とニンニクがぎっしりとつまったまりもの餃子には、大変なインパクトがあります。このインパクトを「下品」と言ってしまえばそれまでですが、一度インプットしてしまうとなかなか忘れられない。その意味では、第4位に選んだ「光陽楼」の中華丼に近いオーラを放っています(あいすみません。下の餃子、酔っぱらって撮ったのでぶれています。また、実際の数は6コです。一緒にいた酔っぱらいの友人に、いつの間にか1コ食べられていた……)。



 まりもには、もちろん餃子の他に麺類もあります。札幌系の味噌、塩、醤油。そして、そのそれぞれにバターとコーンをトッピングしてもらうこと可です。麺は太目、スープの味はあくまで濃厚。そうした強い個性の上に、さっと湯がいたサクサクのモヤシとネギのみじん切りがたっぷり盛られるのです。
 うれしいのは、この麺類、半チャーハンじゃないですが、半分の量を頼むことができること。麺は半分でも、モヤシやネギの量は、ほぼ一人前用と同量なので野菜をしっかりと摂ることができます。女の人には、餃子と半麺がちょうど良いかもしれません。
 場所は、京成立石駅から駅前通商店街を抜け、バス通り(奥戸街道)に突き当たったら、信号を渡ってすぐ左、30メートルくらい歩いた右です。この道をまっすぐに50、100メートル歩くと、永井荷風が「雨中奥戸橋の眺望画のごとし」(『断腸亭日乗』)と称えた本奥戸橋があります。橋の行きか帰りに、または、他の店で飲んだ後の夜食にまりも、という手もあるでしょう(営業=深夜12時まで)。
 まりものおじさんは、大変低姿勢で「お客さん、ごめんなさいね」とか、「お待たせしました」とか、「ありがとうございますね」とかといった言葉を繰り返し言ってくれるのですが、おじさん、感謝しているのはこちらの方です。どうぞ、そんなにお気遣いなきよう。

 10月9日をもって、まりも閉店の由。実は私、7日まで1カ月ほど立石にいました。まりもの餃子も三度食べました。本当においしい! と感極まった直後のニュースにショックを受けています。まりも、長い間、さんきゅ!





□まりも
住所:〒124-0013 東京都葛飾区東立石4-49-7
電話:03-3694-0246
営業:昼12:00〜2:00、 夜18:00〜24:00、月曜定休
メニュー:餃子 ¥350、みそ、塩バタ、しょう油、メンマの各ラーメン ¥550
(大盛りは、¥100増し)
posted by 柳田由紀子 at 01:37| 東京 ☁| Comment(18) | TrackBack(0) | 飲食店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まりもの閉店本当に残念です おじさんのがんばる姿本当に好きだったのですが・・・なにか理由があったのかご存知でしょうか
Posted by 住人@東立石 at 2011年10月27日 01:31
コメントをありがとうございました。

以前、ご主人と話していた時に、
「跡継ぎもいないし、
身体もきついし、
充分働いたので、
あと二、三年で辞める」
と、おっしゃっていました。
その歳月が流れたのでしょう。
また、まりもさんは今年
奥さんを亡されていますから、
それも影響したのかもしれません。
客のひとりとしては、
本当に残念です。
立石に帰っても
あの餃子がもうないなんて!
Posted by 柳田由紀子 at 2011年10月27日 04:32
ありがとうございます。そうなんですね・・・知っていたらもっと通っていたのに!家から歩いて数分だったので。。。

でも、おじさんにはお疲れ様といいたいですね!
Posted by 住人@東立石 at 2011年10月27日 11:17
元青戸在住で、このお店には予備校、大学時代によく通いました。仕事の関係で17年関西在住でこの4月に足立区に帰ってきました。
ひさびさ食べたいと思ったのにお店の看板がない!!
非常に本当に残念です。奥さんも亡くなっていたのですか。お悔やみ申し上げます。どちらかといえば低血圧な方のような印象でしたね。ずうっと疑問だったのですがまりもさんってチェーン店だったのでしょうか?
Posted by 足立のケン at 2013年09月05日 12:09
足立のケンさんへ
コメントをありがとうございました。まりもの件、ショックですよね。私も恋しいです。とくに餃子が。今は、サッポロ系を食べたい時、駅前の北斗に行きます。が、まりもにはかなわないです。ご質問の件ですが、まりもはチェーン店ではないです。
Posted by 柳田由紀子 at 2013年09月06日 18:56
あらためてインターネットってすごいですね。まりもさんで思い出を共有できて。ありがとうございます。
結局、何年に閉店だったのでしょうか。調べてると4月15日日曜日のようでしたが。
関西在住のときも青戸の実家に帰省した際に、いつかは忘れましたがかみさんといったことはありました。
行ったことはないのですが奥戸街道沿いのまりもさんはまだ営業しているのでしょうか。
グーグルのストリートビューには写ってるようですが、本日昼から見てみようかな。
ついつい駄文でスペースをとってしまいすいません。
Posted by 足立のケン at 2013年09月08日 11:45
足立のケンさんへ
 閉店は、去年、2012年10月9日です。
 ところでーー、
「行ったことはないのですが奥戸街道沿いのまりもさんはまだ営業しているのでしょうか。」
 ??? 私のブログで言及しているのは、この奥戸街道沿い(橋本葬儀社の並び)のことであります……。他にも、立石に「まりも」ってあったんですか?
Posted by 柳田由紀子 at 2013年09月10日 05:37
な、なんと!!私は、立石駅より青砥駅側に50メートル位歩いた線路沿いのまりもさんにいってました。食べログにも書かれており、その方も線路沿いのまりもさんに行って、奥戸街道沿いの店に言及しております。
http://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13033016/dtlrvwlst/161563/
2店あったことは間違いないと思います。その関係やいかに。
Posted by 足立のケン at 2013年09月10日 23:52
足立のケンさんへ
 わかった!
「立石駅より青砥駅側に50メートル位歩いた線路沿い」のお店も、そうだった、「まりも」でした。あのお店もおいしかたったですね。ただ、私は、普段「奥戸街道まりも」に通っていました。
「線路沿いまりも」も、カウンターだけのお店でしたよね。痩せぎすの奥さんがカウンターの中にいました。一方、「奥戸街道まりも」は、奥さん(故人)、ふっくら。だから、足立のケンさんの「どちらかといえば低血圧な方のような印象」という表現に、私が、ちょっと首を傾げたのは確かです。でも、「印象は人それぞれだから」と、そのままにしていました。なーるほど。
 そうすると、ここで、確認しておかなければいけないことはーー。
1)「線路沿いまりも」も確かに閉店。
2)1の時期は、奥戸街道「まりも」より先だったはず。
3)線路沿い「まりも」の奥さんが亡くなったという情報は、少なくとも私は得ていません。
4)「線路沿いまりも」がチェーンだったかどうかは不明。
5)尋ねたことはないけれど、両まりもに関係はないはず。
6)「奥戸街道まりも」はチェーンじゃないと思う。もしもそうだとしても、それは何十年も前の開店の頃だけではないか。
 こんなところでしょうか(笑)。
Posted by 柳田由紀子 at 2013年09月11日 00:11
私の勘違いで申し訳ありません。危うく線路沿いまりものおかみさんをお亡くなりにするとこでした。両まりもの関係は両店が閉店してしまった今では謎になってしまいましたね。この前の日曜日に奥戸街道まりも跡に行ったところ、焼肉屋になっておりました。どこかの人気店が移転してきたようで、結構いけそうな感じでした。(店頭にまりもの写真が貼ってありました。)
その足で光陽楼へかみさんと行って、うまにそばと中華丼を食べてきました。あんが少なめの両者はなんとなく立石のソウルフードのような気がして美味しかったです。リピートしたくなるお店、お店に近づくと小走りしてしまうそんなお店が近くにあればいいなと思います。今度は栄寿司に挑戦します。
※著名な作家のブログに長々と書き込んでしまい申し訳ありません。今度先生の著書を是非拝読させていただきます。
Posted by 足立のケン at 2013年09月11日 19:13
「両まりもの関係は両店が閉店してしまった今では謎」ーー「奥戸街道まりも」のおじさんに、今度街ですれ違ったら訊いておきます。
「奥戸街道まりも跡に行ったところ、焼肉屋」ーー行きました。が、残念ながらの味でした。金額的にも安くなかったです。
「光陽楼へかみさんと行って、うまにそばと中華丼」ーーうっ、今、強烈にうまにソバを食べたくなった! あ、ニラレバも食べたい!!
「著書を是非拝読させていただきます」ーーありがとうございます。
Posted by 柳田由紀子 at 2013年09月12日 04:28
駅近くは「えりも」だったような
Posted by でら at 2013年11月30日 16:36
でらさんへ:
コメントをありがとうございます。
「えりも」でしたか? うーん、記憶が曖昧です。
足立のケンさん、いかがでしょう?
Posted by 柳田由紀子 at 2013年11月30日 19:59
大分、間が空いてしまいすいません。
食べログにもまだ残っており、写真も載ってますが「まりも」に間違いはないと思います。
それにしても寒くなると特にまりもの味噌ラーメンが恋しいです。
(立石から逸脱しますが、似たような看板でどさん子ってのも昔からあるけどどうなんでしょうかね。)
Posted by 足立のケン at 2014年01月20日 23:52
私も、駅前のお店は「まりも」だったと思います。
なお、足立のケンさん、食べログに載っているのは奥戸橋近くの「まりも」の方ですよね? 

追伸;「どさんこ」もたしかに感じが似ている……。
Posted by 柳田由紀子 at 2014年01月24日 03:08
ごっちゃになってますね。基本情報・地図は駅前「まりも」になってますが、口コミ3人のうち一人は奥戸橋近く「まりも」のコメントで、メニュー看板の写真等は奥戸橋近くのものと思われます。
札幌ラーメン「まりも」で検索すると群馬にも同名の店があります。「まりも」のルーツが知りたい!
Posted by 足立のケン at 2014年01月24日 08:34
当時、味と親父さんの人柄に惚れこみました。
弟子入り志願したけど断られました。
当時お金が無かったので余り通えませんでしたけど。
確か2009年の事だったと思います。
あれは確か昼休明け間際の夕方でした。
開店間際でお客さんが誰も居ない店内を狙って親父さんに弟子入り志願。
断り方も親父さんらしかったと記憶しております(良い意味で低姿勢)。本当に味も人柄も好きです。

僕が通い詰めた当時はもう親父さん足悪かったです。。。

親父さんが体調万全の頃に弟子入り志願したなら僕の運命も変わっていたかもしれません。


弟子入り志願して、断られた後もちょくちょく通いました。
良くおまけしてもらいました。

Posted by コア at 2015年04月17日 23:57
コアさんへ:
コメントをありがとうございます。
コアさんの弟子入りが成功していれば、
私たちは今でもあの餃子を食べることができたのですね。
そう思うと残念でなりません。
まりもなき後、立石では「北斗」に通っていますが、
やはり、まりもにはかなわずーー。
Posted by 柳田由紀子 at 2015年04月18日 05:03
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/96699627

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。